当院で行える検査について
採血検体を用いて肝臓疾患、腎臓疾患、炎症反応などを評価します
より快適で効率的な「フルタイム・リアルタイム」検査が可能。
肝機能、腎機能、炎症反応、尿酸、中性脂肪、コレステロールなど30項目の測定が可能な富士フィルム社製臨床化学分析装置を使用しています。
コレステロール値や腎機能、肝機能を検査します。
生化学検査(酵素(10項目)・一般化学(15項目)・電解質(Na-K-Cl)、免疫学検査(C-反応性蛋白)、血液学検査(ヘモグロビン)を測定します。
指先の採血を用いてその場で迅速に血中グルコース濃度を測定します
医療機関内において血液中のグルコース濃度を測定するための装置です。
血糖自己測定器に比べ、より正確な血糖測定値を得ることができます。
測定時間は約7秒、検体量は0.6μLと負担の少ない計測が可能です。
指先の採血を用いてその場で迅速に測定し、1-2ヶ月の糖尿病コントロールを評価します
高い検査精度のHPLC法による測定
東ソー社製自動グリコヘモグロビン分析計による測定を行います。
HbA1cというのは過去1,2ヶ月間の血糖のコントロールの状況を知る検査で、糖尿病の状態を知るのに欠かせない検査です。その場で測定することができますので、リアルタイムに現在のコントロールの状況を知ることができます。こちらの分析計では、1検体あたり30秒で測定することができます。
糖尿病や腎臓病、尿路感染症の評価を行います
尿糖や尿蛋白の状態、尿路感染症の検査に使用
光度測定法により、尿中の化学物質を検出する装置です。
90秒でpH、蛋白質、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、潜血、ウロビリノーゲン、亜硝酸塩、白血球、比重の10項目を測定することができます。
尿路感染症や糖尿病、腎臓障害などを検出する目的で使用します。
糖尿病による腎臓の合併症を調べる検査のひとつです。
白血球(感染症で増加)、貧血、血小板(血の止まりやすさ)を迅速に評価します
約60秒で血算18項目を迅速に測定
感染症などの炎症性疾患の病態評価、治療効果の判定を行うことができます。
白血球、赤血球、血小板などの血液検査データの測定ができます。
細菌感染や炎症の有無、貧血の有無などをその場で判断することができます。
採血を行いバセドウ病、橋本病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などを評価します
甲状腺ホルモンが多いか少ないかなどを調べます。
甲状腺ホルモン(T3,T4)は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けることで分泌されます。
血液中のT3,T4は、その大部分が甲状腺ホルモン結合タンパクと呼ばれるタンパク質と結合して血液中を流れています。
その一部が遊離ホルモンとして作用しており、これらを測定することで甲状腺機能を評価します。
肺、腹部、手足、背骨などを評価します
鮮明な画像をデジタル化し電子カルテで診断
島津製作所社製の診断用X線装置を導入しています。インバータ式高電圧装置により、人体に吸収される無駄なX線をおさえ、少ない被ばく量で効率の良いX線検査ができます。
天板の表面にソフトマットを採用しているため、寝台に横たわる際にゴツゴツせず、ひんやりしにくいです。
肺疾患、心不全、便秘症、リウマチ、脊椎疾患、などの評価に用います。
甲状腺疾患、心臓疾患、動脈硬化などを評価します
超音波(エコー)とは、人間の耳では聞こえない高い音程と定義される音波です。
この超音波を調べたい部分に向けて発信させ、反射波を画像化する検査です。
甲状腺エコー
甲状腺のエコーでは、甲状腺の大きさ、腫瘍病変の位置や大きさ・性状などを調べます。甲状腺は喉の表面近くにある、体の新陳代謝を高める甲状腺ホルモンを生み出す臓器です。甲状腺の疾患によりホルモンのバランスが崩れると、さまざまな全身症状をきたします。
心エコー
心臓の動き、弁(心臓の部屋をつなぐ扉)の動きなどを評価し、心臓の機能を測る検査となります。聴診器での心雑音、心電図やレントゲンで心臓の大きさ異常を指摘された場合に行い、心臓疾患の早期発見につなげます。
頸動脈エコー
頸動脈エコーでは視覚的に動脈硬化の診断ができます。動脈硬化が原因となる脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの、重篤な病気の予防に繋がります。
不整脈の有無や、心臓疾患の有無を評価する目的です
ベッドに仰向けになった状態で両手・両足と胸に電極を取り付け測定します。痛みを伴うことはなく記録にも時間がかかりません。
心臓は筋肉でできた臓器で、筋肉にかすかな電気が流れて興奮を起こすことで拍動が起こります。この拍動によって、心臓は全身に血液を循環させています。こうした心臓の電気的活動を波形として記録したものが心電図となり、不整脈や心筋梗塞・狭心症発作などの心臓疾患の有無を診断します。例えば不整脈では心臓のリズムが乱れるため電気的活動にも異常が生じ、心電図に表れます。
動脈硬化(血管年齢)を評価します
血圧・動脈硬化測定・血管年齢測定が可能
『動脈の狭窄・閉塞の判断指標 ABI』の測定と『動脈の硬さの指標 CAVI』を測定できる装置です。血管の硬さやつまり具合を測定し、どのくらい動脈硬化が進行しているかの目安を知ることができます。
通常の心電図では見つかりにくい不整脈の評価目的に行う検査です
24時間ホルター心電図は小型の心拍を記録する装置を24時間身につけて、日常生活中の長時間の心電図を記録します。
通常の心電図検査は仰向けになった状態で数十秒行うものなので、そのタイミングで不整脈が出ないと診断がつきません。しかし長時間心電図を記録することで、一過性の不整脈や心拍の異常を検出することが可能となります。ホルター心電図は、不整脈の有無や不整脈が出る状況を診断するのに欠かせない検査です。
糖尿病の合併症の一つ、神経障害の度合いを評価します
くるぶし辺りにある腓腹(ひふく)神経に電気刺激を与え、神経に興奮が伝わる大きさと速さを測定します。測定時間は10〜15秒程度で、迅速かつ定量的に検査可能です。痛みもほとんどありません。
糖尿病の三大合併症は網膜症・腎症・神経障害といわれています。三大合併症の中で最も早期に発症しやすいのが神経障害です。末梢神経には痛みなどを感じる「感覚神経」・筋肉を動かす「運動神経」・胃腸の働きや血圧などをコントロールする「自律神経」の三つがあり、これらの働きが低下することで全身に様々な症状として現れます。
末梢神経障害は、高血糖状態が持続することで、末梢の感覚神経、すなわち手足の先から左右対称に障害が出現するのが特徴です。手の痺れや痛みを感じ、症状が進行すると筋肉に力が入りにくくなるなど運動神経にも障害が現れます。また末梢神経障害により、怪我や火傷に気づくのが遅れ潰瘍や壊疽など重篤な事態につながることもあるため早期のチェックが重要です。